2021.06.23 03:036月の記憶。6/8富山にて分けていただいた縄文のように見える押紋の9寸皿。十郎さんが飛騨にいた頃に作られた作です。飛騨にいた頃ということは、20年近く前、それからずっと倉庫と店頭を出したりを繰り返していたそうで、値札は当時のままボロボロになっていました。「誰の作だとか、珍しいとかじゃなくて好...
2021.05.01 07:14地方の誇りと、都会の誇りの話。 SNSを見ていると、都市からやってくるコンサルや、アドバイザーが地方をダメにしたと言う地方側の声や、せっかく一生懸命かかわって良くしようと尽力したのに地方側の理解が得られず成果が出せなかったという都市部側の話をよく目にします。色々な事例がありますし、一概にどちらが悪いとかそうい...
2021.03.07 06:36Donコロナで寂しい思いもたくさんしたけど、行きつけの喫茶店がいつも空いててマスターもご家族もみんな機嫌がいいそれだけで、本当に素晴らしいし、幸せな気分になれるマスターがカウンターに座った常連さんと誰かの悪口を楽しそうにしてるのもいいしお洒落なお姉さんがパフェ食べてた...
2021.02.27 06:26美味しいは嬉しい「美しい」と「美味しい」と同じ意味の言葉だと思います。「美味しい」は「美しい味」と書きます。美味しいと美しいは同じものだというです。(無理やりかな?)ということは、誰かの定義した美しいが、僕自身の美しいの感覚と異なっていても、それは味覚が人それぞれ違うのと同じように、なんら不思議...
2021.02.23 08:04笑う大人と、泣く子供。鳥肌がたって泣けてきた。この写真集は個人的にすごく胸に響きました。生身の人間が妖怪や怪異を演じることは、田舎の集落に住まわせてもらっている身としては、ごくごく身近なことで、僕自身毎年集落の獅子舞で笛を吹いています。装束を身に纏った僕らは、僕らであって僕らではない...
2021.02.20 06:44名前はまだない雨どいをつたう溶けた雪の音が心地よいです。なんてことない日々ですが、なんかとってもいい感じです。そんな暮らしに、無理に名前をつけなくてもいいと思います。人は何にでも名前をつけたがります。名前をつけることで消費することが出来るようになります。名前とはすなわちラベル「商品名」の事です...
2021.02.20 03:53消費するということ台所の改修、途中経過です。これまで使っていて剥がしたタイルも再利用します。育った雰囲気はそのままに新しい台所にも、すっと収まります。新しいものはすぐに衰えて、古いものはどんどん美しく育っていきます。そういえば、カール・マルクスは資本論の序文にこう記しています。資本主義的生...
2021.02.17 03:51色のついた影溶けた雪の上に、うっすらと雪が降り積もりました。朝です。朝の光が雪に反射して、家の奥まで明るく照らします。それは、まるで人の心の奥までも照らすようで、実はほんの少し苦手です。だけど、光にはいつも影が付き添います。透明なガラスは本当は透明じゃありません。透明に見える心にも、ほ...
2021.02.17 03:16Re:イノベーション台所が生まれ変わります。今あるものを活かして、より使いやすく、生活にあわせた設えへ作り変えます。建てた時には、予算も知識も乏しかったことを肯定的に捉えて、あえて作り込まずに遊びを持たせて建てました。建ててすぐに古民家リフォームのチラシがポスティングされていた時は苦笑...
2021.02.15 05:52バレンティヌスは知らない。2月14日はセイント⭐︎バレンタイン。キリスト教の司祭、聖バレンティヌスとは縁もゆかりもない日本でのバレンタインは、男子が一喜一憂する夢の日‥なんて甘美な思い出はなくて、コンビニ商戦さながらの消費社会に踊らせるばかりなのだけれども、毎年、もらったチョコレートの数は数えていた気がす...
2021.02.13 05:36キムの匙。「僕ものづくりしてるんです。」産地でお店を営んでいるので、そういうお客さんが意外と多い。お店を初めて五年お店を訪ねて来られた際に、ものを作ってるんですと言って、実際に自分の作ったものをその場で鞄からさっと取り出して「どうですか・・・」と神妙な面持ちで見せてくれたのはキ...
2021.02.12 07:19たどりつかないことの自由冒頭の一文を読んで、読み終わるまでお店のことは調べないでおこう。そう思った。”すべての雑貨”は、ページを開いたその日に半分ほど読み進めていたのに、毎年頭を抱えているこの季節の恒例行事である確定申告やらなんやらで時間が取れず、読み終えるのに半月もかかってしまった...