2021.06.23 03:036月の記憶。6/8富山にて分けていただいた縄文のように見える押紋の9寸皿。十郎さんが飛騨にいた頃に作られた作です。飛騨にいた頃ということは、20年近く前、それからずっと倉庫と店頭を出したりを繰り返していたそうで、値札は当時のままボロボロになっていました。「誰の作だとか、珍しいとかじゃなくて好...
2021.05.01 07:14地方の誇りと、都会の誇りの話。 SNSを見ていると、都市からやってくるコンサルや、アドバイザーが地方をダメにしたと言う地方側の声や、せっかく一生懸命かかわって良くしようと尽力したのに地方側の理解が得られず成果が出せなかったという都市部側の話をよく目にします。色々な事例がありますし、一概にどちらが悪いとかそうい...
2021.03.07 06:36Donコロナで寂しい思いもたくさんしたけど、行きつけの喫茶店がいつも空いててマスターもご家族もみんな機嫌がいいそれだけで、本当に素晴らしいし、幸せな気分になれるマスターがカウンターに座った常連さんと誰かの悪口を楽しそうにしてるのもいいしお洒落なお姉さんがパフェ食べてた...
2021.03.14 04:05忘れるということ。もしかしたら、現代人は「忘れる」事が、とても下手になってしまったのかもしれない。忘れるというのは、「受け入れる」ことと対になる言葉だ。なぁなぁにして、おざなりにすることとは違う。深い意味での「忘れる」は、単純な忘却ではなく、心のあるべき場所に静かに収めるといったニュアンスを含む。...
2021.02.15 05:38一生ものなんてない。「うーん。。少し高いけど、一生ものだと思って買います!」そんなセリフを時折耳にする。その度に僕は少し時間をいただいて「一生もの」についての考えを話す。どうやら現代人は「一生もの」という響きが好きらしい。だけど、少し、「一生もの」に関して誤解がある場合が多いような気がする。一生とは...
2020.08.16 04:18インディーズの時代。・分かり合えないことから始めるということ。 街から離れて、ぽっんお店を営んでいると(たいした先見性もないありふれた器屋だが・・)、都市部の有識者や、地方を活性化しようと努力をする地元の若者が訪ねてきてくれる機会がたまにある。しかし、どうにも彼らの話が分からない時がある。正確には理...
2020.08.03 04:50弱い社会の必要。 数字は嘘をつかないけれど、集め方や見せ方で誤りを誘うことができてしまう。化学や数学は、けっして万能ではない。それは、それを扱う我々人間が万能ではなく、常にうっかり間違う生き物だからだ。正しい行いを理解しているからといって、常にその通りに行動できる訳ではないように、数字は真実かも...
2020.04.05 14:47皆が取り戻したいのは一体なんなのか?本日更新された作家の五味太郎さんのインタビュー記事がとても示唆に富んでいたので、少し自分の考えていることを書いてみようと思います。五味さんはインタビューの中で、新型コロナの感染拡大で大人も子供も不安定な気持ちのまま右往左往している現状に対してこう問いかけます。「一緒に考えましょう...
2020.04.04 07:51「分かりにくい真実」と「ドラマチックな嘘」味が濃いものを食べていると段々と味覚が刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるようになってしまう。そういうことはよくある事だ。そして、厄介なことに人間は、「分かりにくい真実」より「ドラマチックな嘘」という刺激物を好んで選択してしまう。例えるなら奥深い出汁の旨みより、わかりやすい旨...
2018.12.01 04:17No52:ちゃんちゃん。一年間、結構ずるをしながらも続けてきた「やわうと満ちる」この投稿で丸一年です。週に一回の投稿なので52回の投稿でした。来年はなにを書こうかな。今年とは異なる取り組みをやってみたいな。そう思っています。来年こそはずるせず続けられたらな。そんなことを思っていますが、まぁ僕のことなので...
2018.12.01 04:09No51:ぱらぱら。ぱらぱらと葉が散り、もう冬の空気です。飛騨の奥山は日に日に色づいて、今朝は霜が降りていました。今年ももうすぐおしまいです。そして来年が始まります。今度は、どんなことが待っているのでしょう。ぱらぱらとカレンダーをめくるように日々は過ぎていきます。
2018.11.17 05:50No 50:もふ。「菌類」としてはまだまだだね。先日先輩からそんな風に言われたこと反芻する週末です。純粋で透き通ってみえるものも細かな要素の集合体です。「日常」と呼んでいるものの正体を僕は知りませんが社会は無菌のように見えますだけど、そこで生きる我々は個々の雑味を持った「菌類」の習合体です。「腹立...