ゆきむし。

昨夜は日中から深夜までたくさんの友人と話をした。はじめましての方ともたくさん話をした。田舎にいながらこんな魅力的な時間をすごせているのは、一にも二にもすばらしい友人に恵まれたからだと改めて感謝した。ありがたやありがたや…

ありがたいといえば僕らは本当に友人に恵まれていて、昨日遠方から来たもはや家族のような友人は当たり前のように我が家で一泊し、朝近くの温泉へ入りにいきお昼ご飯まで作ってくれた。

その間に、これまた家族のような友人が昨日知り合ったばかりの明治時代の学者のような友人も遊びに来て、今度イベントで使うという器を普段使いしてる器の中からえらんでいった。料理を仕事にしてる素敵な友人を招いたイベントで使うもので、僕らが普段使いしてる時には思いつかないような、ダイナミックで奥深い料理が並ぶ。今から楽しみだ。

(よい人生とはよい友人を持つことだ)どこかの哲学者が言っていたが、なるほど納得だ。


さて、件の一泊した友人は学者風の友人と午後の珈琲を楽しみにでかけた。家にいる間もそれぞれ本を読んだり、ごろごろとなんとも心地いい。お昼を食べてる時に【不思議な同居人】なんて映画にしたらいいかもと盛り上がった。それぞればらばらなのにどこか似ている、撮影にはドローンを使おうとなったが自撮りになるのかな?まぁこの話はオチもないからもういいや。

薪を取りに外に出ると、雪虫がふわふわ浮いていてもうすぐ降るであろう初雪を知らせている、そういえばついさっき雪虫は油虫だと知ったばかりだ。あの大量発生する虫が初冬には妖精のようになる…美しいなと思いさらに調べたら、北海道では雪虫も大量発生して害虫とされていると知り、一気に現実に引き戻された。おまえもなかなか大変だなと声をかけて家に戻った。

ぼーっと本をめくっていたら、こういうなんでもない一日をエッセイ風に書いたら面白いんじゃないか?という思いに駆られ、エッセイ風に書いてみた。

なるほど、これはなかなか面白い。ついつい熱中して書いてしまう。

ふと顔を上げるとすっかり夕方の景色、珈琲に行っていた友人も帰ってきた。お土産のクッキーがふわふわで美味しくて心まで暖かくなったような気がした。

それにしても今日は静かだ。ふと読んでる本のタイトルを思い出して本を閉じた。

【その日暮らし】今日はまさにそれだ、佳子がいないと一日が長くてしかたない。でもまぁこんな一日もたまには悪くない。


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