Webマガジンのcolocal様に掲載いただきました。

【最近、飛騨がちょっとおもしろいという話をよく聞く。 株式会社〈飛騨の森でクマは踊る〉(ヒダクマ)が〈FabCafe Hida〉をオープンし、 〈SATOYAMA EXPERIENCE〉を目指し、外国人旅行者が高山本線に乗る。 森と古いまち並みと自然と豊かな食文化が残るまちに、 暮らしや仕事のクリエイティビティが生まれ、旅する人、暮らし始める人を惹きつける。 「あなたはなぜ飛騨を好きになったのですか?」】

当店も掲載させていただきました。

これまで数回の連載では仲の良い友人やお会いしたいと常々思っている飛騨エリアのキーマンが次々登場していましたので、仲間にいれたいただけたこと大変うれしく思います。


同時にcclocal主催の【地域の編集者を育て地域編集室を作ろう】という飛騨エリア3市1村の肝いり事業にも生徒として参加させていただいております。

こちらは半年をかけてプロの編集者の方々から、編集・写真・ライティングを学ぶというかなり本気の内容で、現在第二回に向けて宿題と向き合っているところです。


ところで、少し話がそれますが先日とある会で「なぜあんな山奥の高地に人が暮らしていたのか?」という話になりました。すると講師の先生が「川沿いの細いグネグネ道を上るから山奥だと思うんだよ。尾根伝いに行けばすぐ隣の集落がある。山の上から見たら暮らしやすい土地なんてすぐ見つかるよ」とおっしゃつたのです。

眼から鱗でした。

確かに考えてみれば橋を架けて道が出来たのは近代ですし、山で道に迷ったときは川を下るのでなく尾根沿いに降りろといいます。

このように、僕らは現代の常識のものさしで過去の営みを図りますが、より深い関心をもって向かっていくと思いもよらない角度から、過去の暮らし方の効率性や知恵に気がつけるはずです。

地域の魅力も同じなのだと僕はかんがえます。

○○は非経済的とか時代遅れだとか、もしくは逆にあの頃はよかったということもいずれも偏り凝り固まると、水の流れは止まり淀んでいきます。

過去の事柄から学び、それらに敬意を持って接し、現代の暮らしを営む為にどのように問題を解決していくのかを考える必要があります。

難しいことですが、全体を俯瞰し多様性を認める社会システムを作ることが大切なことで、決まりごとを作ることが必ずしも良い方向に向かうことになるとは限らないのです。


自分たちが暮らしていく地域のことです。
他人事にせず、我がこととして向き合わないいけないのではないのしょうか。
次の世代を担うのは他でもない30代の自分自身なのですから。



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