No 42 リーンリーン。
九月も半分が過ぎて
空気が凛と澄んで空が高くなったように感じる。
この透明感はなんなのだろう?
呼吸がしやすくなったように感じる。
人の五感はとても敏感で四季の移ろいをきちんと感じられる
言語化は出来ないけれどきちんと感じられている。
そんな気がする。
夏の雨のにおいも
秋の風のにおいも
冬の雪のにおいも
なんとなくわかる。
そんな場所で暮らしている。
一年中同じ室温に調整された部屋は快適だろうけど
センサーが鈍くなっていく気がする
身体が弱くなるだけじゃなくて
やがて季節の変わり目もバーチャルにしか感じられなくなるだろう
鈴虫を害虫だと言ってしまうような世界にはなってほしくない
見えなくても「そこにいる」質感が大切なのではないだろうか。
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