No:19 きらきら

暮らしの中で灯りは重要な要素のひとつだ。

手元を明るく照らす灯りにはなんともいえない雰囲気があり

思い出とリンクする不可思議な余韻がある。

毎年夏休みに泊まった祖父の家の仏間の灯りは、四角い枠の中に丸い蛍光灯が二重になってるタイプの紐で引っ張るタイプのだった。

蚊帳越しのオレンジの小さな灯りを今も鮮明に記憶している。
今やわい屋を照らすのは安土草多さんの手吹き硝子の照明
この文書を書きながら見上げていたら

ふとあの時の景色を思い出した。

灯りはいつもやさしく心を暖めてくれる。

これまでもこれからも。


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