暮らしのなかの骨董。
いつもお世話になっております兵庫の古民芸たつのさんから
伊万里のそば猪口や印判のなます皿や手塩皿、豆皿がたくさん届きました。
大切に飾る器でなく暮らしの中の雑器であり、僕等のような若者でも手軽に楽しめる骨董の世界でもあります。
「骨董」というと(希少価値のあるお宝)を指す風潮ですが、
「董」という漢字には「しんになるたいせつなもの」の意味があり、「骨」という漢字は「物事を組みたてるしんになるもの」の意味があります。
骨董品は(暮らしを組み立てる芯のような力)があるもの。
そう僕は思っています。古く大切にされてきたものを使うと背筋の伸びる思いがするのはきっとそのせいなのでしょう。
豪華絢爛で飾られるためにうまれたものは整っていてどうも苦手ですが、使われるためのうまれた道具は使う人の癖や気持ちが入り込む余裕があるような気がして好きなのです。
なにごとも堅く固めるより柳の木のように風になびく方が折れないですし、気持ちのいい気がします。
伊万里の印判 豆皿。
瀬戸のうどん鉢。
0コメント