openまで11日。
夜の姿は
タイムスリップしたかのような佇まい。
映画のワンシーンみたいだなと思ったけど、今そこに自分たちが住んでいるのだと思うと尚更不思議な気持ちになった。
それは自社仏閣に足を踏み入れた時の空気にも似て、一瞬その空間を人が長い年月をかけて作ってたということを忘れる。
作ろうとする者がいなければなにもできないのだろうけど、目の前にあるこの家は、まるで土からはえてきたような一体感がある。
やがて役目を終え土に還るのだろう。
人々の記憶にだけ姿をとどめて、移されるものは人知れずまた次の役目に就いて…
家や道具がそうであるように、自分自身もそうありたいと願った。
古いということはそれだけで尊いのだとアイヌや琉球の民は言った。
本当にそうだなと今心から思う。
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