安土草多
この度ご縁をいただきまして、高山市内で製作をされてみえる安土草多さんのお仕事を当店でもご覧いただけることとなりました。
草多さんの吹かれる硝子は、形がとても美しいです。手に馴染む大きさや重さはもちろん、テーブルカウンターに並べた時のサイズ感、草多さんご自身が使う人や使われる用途との対話の中から見つけ出し、考え抜かれ、そして作り続ける末に産まれた形です。
そうして作られた器には「用いる道具」として当たり前の、真摯で素直な「普通さ」があります。
そのお仕事、お話を伺っていると、凡夫が凡夫たることがすでに救いのなかにある。という民芸思想の根の部分の「安心」のようなものを感じることができ、大変感銘をうけました。
救われた仕事とは僕が目指している暮らしと同じものであると思います。
是非たくさんの方にご覧いただきたく思います。そしてご縁がありましたら皆様の暮らしの中に在り続ける当たり前のもののひとつして、お迎えいただけたらと切に願います。
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