これから綴るおはなしは、ほとんど本当ですこし嘘。

みえないことばのぼやけた輪郭にふれる、ありきたりな日々の私小説。

2019年1月から12月の記憶。


気がつけば1月も10日が過ぎていた

書こうと思って何度も筆をとったけれど書けなかった。

ふと、なぜ無理に書く必要があるのだろう。

そんなことを考え始めたら

納得できる答えが周囲に見当たらなかったから

そのまま今日に至った。


私小説は小説のつもりで描き始めた

8割を実際にあったこと、2割を妄想で書いてきた。


1月に書いたものを読んでいて気が付いた

その頃はまだ、息子が産まれていなかったのだ

生活の変化は著しく

気が付いたら、やりたいことはほとんど出来ず

やるべきことは山積みのまま年の瀬を迎えていた。


私小説のつもりで向き合ってきたものの

読み返してみたら実際にあったことの方が鮮明な印象として蘇った

よくよく考えたら当たり前のことだ、妄想の2割より、真実の8割の方が強いに決まってる。


一年書いてみて、そのことに気が付いた。

無理にドラマチックなんて求めなくても

僕らの日々は相当にエキサイティングだ。


どこかにではなく、目の前に広がる現実に出掛けよう

この瞬間、あの瞬間が、いづれも尊く、得難い特別に満ちている。